【はじめに】
独特の用語が数多く存在するテレビCM業界。基本的な用語をあらかじめ知っておくと、広告代理店との打ち合わせ内容がスムーズに理解できるようになります。そのため、CM専門用語はテレビCMの出稿を検討する企業・広報宣伝担当者にとって、必須の知識といえるでしょう。
本記事では、テレビCMを出稿する前に覚えておきたい基本的な用語を44個解説します。テレビCMを出稿する戦略を立てる際や、代理店と打ち合わせする際には、この記事を参考にしてみてください。
「CMの出稿方法」に関する専門用語
タイムCM
スポットCM
スマートアドセールス(SAS)
「時間帯」に関する専門用語
ゴールデンタイム
プライムタイム
「CMの枠取り」に関する専門用語
線引き
ゾーン
取り方
全日
逆L字
コの字
ヨの字
CC(カウキャッチャー)
HH(ヒッチ ハイク)
PT(パーティシペーション、ピーティー)
SB(ステーションブレーク、ステブレ)
段積み(だんづみ)
※以下追って
号数
NG枠、忌避枠(例:マゲ、エロ、グロ、WPT、WSB、テレショップ、公営ギャンブル、血)
時間帯の呼び方(例:平日0600-2559止め)
年契、コスト表(コストステイ、コストUP)
放送局シェア、局配分
サービス
作案、案、初案、改案、決案、(厚め、緑ペン)
フライトパターン(パルス型、平)
フタ、精査発信、LAP、物件在庫
マージン、ネット、グロス
「番組タイプ」に関する専門用語
ベルト(帯)
箱番組
「視聴率」に関する専門用語
世帯視聴率
個人視聴率
タイムシフト視聴率
ターゲット視聴率
コア視聴率
アクチュアル
インデックス,含有率(例:MF1index 45% MF2index100%)
「効果指標」に関する専門用語
GRP(世帯、ジーアールピー、何ジー)
PRP(個人全体、ALL、ピーアールピー)
TRP(タープ)
フリークエンシー
リーチ
「買い付け」に関する専門用語
パーコスト(コスト)
タイムランク
A単価
掛け率
「付帯サービス」に関する専門用語
パブリシティ(パブ)
ストパブ(ペイド・パブリシティ―)
読みパブ
生パブ
取材パブ
「ターゲット属性」に関する専門用語
F1,F2,F3
M1,M2,M3
「テレビ局の種類」に関する専門用語
キー局
独立U局(UHF)
ローカル局(地方局)
その他の専門用語
10桁 CM コード
クール
【保存版】放送局一覧 ※追って
キー局
まとめ
「CMの出稿方法」に関する専門用語
CMの出稿方法に関する専門用語としては、次の3つを覚えておきましょう。
ー
タイムCM
スポットCM
スマートアドセールス(SAS)
それぞれの出稿方法の特徴と、自社の広告戦略をマッチさせることが重要です。
タイムCM
タイムCMは、特定番組のスポンサーとして契約し、その番組の枠でCMを放送することです。特定の番組のスポンサーとなるため、番組とセットのブランディングが可能になります。たとえば、「好きな番組のCMでいつも流れる商品だから買ってみよう」「あの番組でよく流れるCMの商品だ」など、番組とセットで想起されることがポイントです。
契約は最低1クール(3ヵ月間)からとなり、中・長期的なブランディング戦略と相性がよいといえます。出稿料金は、やや高めです。
「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしております」はタイムCM
「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りしております」というフレーズを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。これはまさに、タイムCMを出稿している企業です。
スポットCM
スポットCMは、出稿時間帯を指定し、その時間帯の中で予算に応じたCMを出稿する形式です。放送期間やCM投下量は柔軟に調整でき、タイムCMと比べると出稿費用が安価なので、とりあえずテレビCMを流したい場合にオススメといえます。
スマートアドセールス(SAS)
スマートアドセールス(SAS|Smart Ad Sales)とは、15秒のCMを一本単位で出稿できる広告です。スポットCMより手軽に出稿できるので、初めてテレビCMを流したい場合には重宝するでしょう。
また、SASでは放映日時や番組を指定できます。スポットCMではターゲット層とマッチしない番組でCMが流れてしまう可能性もありますが、SASであればターゲティングも比較的容易です。
「時間帯」に関する専門用語
テレビCMには、「タイムランク」という時間帯別の料金ランクがあります。
タイムランク表
料金の高い順からAタイム、特Bタイム(SBタイム)、Bタイム、Cタイムの4段階に分かれており、これらのランクを理解するためには時間帯に関する専門用語も知っておかなければなりません。
テレビCMを流す時間帯に関する専門用語としては、次の2つが重要です。
ゴールデンタイム
プライムタイム
これらの時間帯によって、出稿費用が異なります。聞いたことがある方も多いかもしれませんが、改めてテレビCMにおける定義を確認しておきましょう。
ゴールデンタイム
ゴールデンタイムは「19〜22時」を指します。これは1日の中でもっとも視聴率が高い時間帯です。視聴者数が多い時間帯は広告を流したい企業も多くなりますから、当然出稿費用も高くなります。
プライムタイム
プライムタイムは「19〜23時」を指します。22時以降も含まれていることが特徴で、報道番組やドキュメンタリー、大人向けのドラマ、バラエティーなど、年齢が高い層に視聴されやすい時間帯です。
「CMの枠取り」に関する専門用語
ここまで紹介してきたとおり、テレビCMには出稿方法や時間帯という「枠」が存在します。「CMの枠取り」に関する専門用語としては、次の11個が重要です。
線引き
ゾーン
取り方
全日
逆L字
コの字
ヨの字
CC(カウキャッチャー)
HH(ヒッチ ハイク)
PT(パーティシペーション)
SB(ステーションブレーク)
それぞれの用語について詳しく見ていきましょう。
線引き
テレビCMにおける「線引き」とは、スポットCMの出稿にあたって受け取るタイムスケジュール表のことです。線引きにはCMの放送時間や視聴率の目安が記載されています。
線引き
線引きの「赤い線」1本に対して、CMが1本流れます。
ゾーン
テレビCMにおける「ゾーン」とは、スポットCMを出稿する際の時間帯の取り方のことです。ゾーンには「全日」「逆L」「コの字」「ヨの字」の4つの型があります。
時間帯(ゾーン)を絞るほど、出稿単価が高くなることを覚えておきましょう。
取り方
どの時間帯にCMを流すのか、ということを「取り方」と呼ぶこともあります。ゾーンとほぼ同義であると捉えて問題ありません。
線引きの取り方には「全日」「逆L」「コの字」「ヨの字」の4つがあると紹介しましたが、それぞれの単価は次のように変化します。
取り方
全日
「全日」とは6:00〜24:00の時間帯でゾーンを指定することです。
全日
全日の場合は、出稿時間を絞り込まないため、出稿費用が安くなることがポイントです。
ターゲットを絞らない商材(日用品や食品など)や、日中でもテレビを視聴している層(高齢者や主婦など)向けの商材と相性がよいといえるでしょう。
逆L字
「逆L字」とは平日19:00〜23:00、および土日6:00〜24:00の時間帯でゾーンを指定することです。
逆L字
平日は「プライムタイム」に出稿し、土日は「全日(6:00〜24:00)」でCMを流すため、視聴率が高くなりやすい時間帯すべてを確保することになります。そのため、出稿費用は最も高額です。
日中はテレビを見ていないビジネスパーソンや学生に訴求したい場合には、逆L字を選ぶとよいでしょう。
コの字
「コの字」は平日の朝帯(6:00~9:00)、平日のプライムタイム、土日の全日(6:00〜24:00)の時間帯でゾーンを指定することです。逆L字に朝帯を加えたともいえます。
コの字
ビジネスパーソンや学生に対して、朝の準備中にもリーチできることが特徴です。
ヨの字
「ヨの字」は平日の朝帯(6:00~9:00)、平日の昼帯(12:00〜14:00)、平日のプライムタイム、土日の全日(6:00〜24:00)の時間帯でゾーンを指定することです。コの字に対して、さらに昼帯の時間帯も加えます。
ヨの字
お昼時の時間帯にもCMを放送するため、ビジネスパーソンや学生の昼休みにも訴求できます。また、主婦層も意識する時間帯です。
CC(カウキャッチャー)
CC、すなわちCow Catcher(カウキャッチャー)は、番組開始直前の枠で放送するタイムCMです。
タイムCMとして販売される枠なので、スポンサー提供表示はされません。
HH(ヒッチ ハイク)
HH、すなわちHitch Hike(ヒッチ ハイク)は、番組終了直後の枠で放送するタイムCMです。
HHもCCと同様、スポットCMに見えますがタイムCM枠として販売されます。
PT(パーティシペーション)
PT、すなわちParticipation(パーティシペーション)は、番組内に挿入されるスポットCMです。
タイムCMとは異なり、番組提供表示はされません。
SB(ステーションブレーク)
SB、すなわちStation Break(ステーションブレーク)は、番組と番組の間に流れるCMです。
段積み
段積みCMは2段積みから来ている言葉で、その言葉通り、同じCMを2段積む、つまり2回続けて放送する放送方法のことを指します。
テレビCMを見ていて「同じCMが2回流れた!」と思ったことがあるのではないでしょうか。あれが段積みです。
以前は全く同じ内容のCMを段積みにして放送するというパターンも見かけましたが、
現在の放送基準では同一のCMを段積みにすることは基本的にはできません。(『民放連 放送基準解説書2014』(日本民間放送連名)より)
別パターンのCM素材を制作し、段積みにして放送することになります。
15秒CMの素材を2回流して30秒にすることが多いです。
タイムCMの場合は30秒枠が基本になるので、15秒素材を段積みにして30秒尺にするということもありますね。
ただこれらのルールはテレビ局によっても違ったりしますので、広告代理店を通じてどのようなパターンで段積みをすることができるのか、ということは一度確認した方が良いと思います。
テレビ局は実は局ごとに違う会社という扱いになっているので、局によって料金も違いますし、ルールも異なる部分が多いです。
また呼称で一定数
「WPT(PTに2本)」「WSB(SBに2本)」=同じ枠内でCMが2本流れる=段積み
を指している場合も
※WPTで段積みでない場合も=15秒連続で流れない。が、同じ番組内で2回流れる。
※基本的な考え方として、
基本的にWPT、段積みは効果悪化。
選挙やスポートなどの水物系はアクチュアル悪化しやすい傾向に。
まれに、段積み15秒が2本 以上の場合
3段積みなど。ケースによって発生の可能性ありです。
「番組タイプ」に関する専門用語
ここまでCMのタイプについて解説してきましたが、「番組タイプ」に関する専門用語も知っておいた方がいいでしょう。特に重要な用語は、次の2つです。
ベルト
箱番組
それぞれの詳細を解説します。
ベルト
ベルト番組は、「複数曜日」の「特定の時間帯」に放送される番組のことです。帯番組ともいいます。
たとえば、毎朝10時過ぎに放送されている情報番組や、平日お昼に放送されているワイドショーなどは、ベルト番組の代表例です。
箱番組
箱番組は、「特定曜日」の「特定の時間帯」に放送される番組のことです。
たとえば毎週月曜日に放送されるドラマや、毎週日曜日の夜に放送されるバラエティー番組などが挙げられます。レギュラー番組と呼ばれることも多いです。
「視聴率」に関する専門用語
CM出稿料は「視聴率」に大きく左右されます。「視聴率」といっても、さまざまな種類があることはご存知でしょうか。
世帯視聴率
個人視聴率
タイムシフト視聴率
ターゲット視聴率
コア視聴率
適切な予算なのかを判断するためにも、「視聴率」に関する5つの専門用語を知っておきましょう。具体的な計算は、下記の図を例に紹介します。
視聴率に関する専門用語
6世帯15人で、視聴人数は5人です。
世帯視聴率
世帯視聴率は、その名の通り「テレビ所有世帯」のうち、どのくらいの世帯が視聴したかを表す数値です。
前述した図では、6世帯中4世帯が視聴していました。そのため、世帯視聴率は「4世帯÷6世帯=66.7%」となります。
個人視聴率
個人視聴率は、4歳以上の年齢の人の中で、誰がどのくらいテレビを見たのかを表す数値です。前述した図の全員が4歳以上だとすると、個人視聴率は「5人÷15人=33.3%」になります。
個人視聴率は4歳以上の個人の「年齢、性別、職業」などの区分で視聴率を把握できるため、細かなCMプランニングが可能です。視聴者区分は、以下の表の通り行われます。
C 男女4〜12歳
T 男女13〜19歳
M1 男性20〜34歳
M2 男性35〜49歳
M3 男性50歳~
F1 女性20〜34歳
F2 女性35〜49歳
F3 女性50歳~
※CはChild、TはTeen、MはMale、FはFemaleを表します。
近年ではビデオリサーチ社の調査が本格化し、視聴率の取得は「世帯レベル(世帯視聴率)」から「個人レベル(個人視聴率)」へ移行していることは覚えておきましょう。
タイムシフト視聴率
タイムシフト視聴率は、リアルタイム以外の時間のうち、番組放送日から7日以内(すなわち168時間以内)のタイムシフト視聴を表す視聴率です。
ライフスタイルが多様化し、必ずしもリアルタイムでテレビを見ない人も増えてきている現代社会において、タイムシフト視聴率も番組の人気度を測る重要な指標といえます。
なお、「リアルタイム視聴率」と「タイムシフト視聴率」から「重複視聴率」を除いた視聴率が「総合視聴率」です。
タイムシフト視聴率
ターゲット視聴率
ターゲット視聴率は、ターゲット含有率といわれることもあり、世帯視聴率の中に自社のターゲットがどのくらい含まれているかを表す指標です。
たとえば20代の女性向け化粧品のCMを流す場合、F1層の視聴率がターゲット視聴率となります。
コア視聴率
コア視聴率は、特に商品購買意欲の強い「13歳〜49歳」の視聴率です。先述した区分で表すと、T層、M1〜M2層、F1〜F2層の視聴率ともいえます。
商材を販売することが目的の場合、コア視聴率が特に重要です。
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「効果指標」に関する専門用語
CMの「効果指標」に関する専門用語としては、次の5つが重要です。
GRP
PRP
TRP
フリークエンシー
リーチ
これらの指標は相互に関連していることもポイントです。関連性を意識して覚えておきましょう。
GRP
GRP(Gross Rating Point)は延べ視聴率のことで、CMで獲得した世帯視聴率(Rating)の合計値(Gross Point)です。単純に計算すると、視聴率10%の番組にテレビCMを10本出稿すれば、「10×10=100GRP」を獲得したことになります。
スポットCMの枠は想定1GRPあたりの単価によって出稿費用が決まるため、たとえば1GRP単価が1万円の場合、100GRPを獲得するための予算は100万円です。
PRP
PRP(Persons Gross Rating Point)は個人視聴率の延べ視聴率です。近年では個人視聴率が重要視されることから、CM出稿費用をPRPで算出する場合もあります。
TRP
TRP(Target Rating Point)はターゲットの延べ視聴率です。PRPから、さらに自社のターゲット層のみに絞った視聴率ともいえます。たとえばF1層がターゲットの場合、F1層の延べ視聴率がTRPです。
ターゲットが絞られている商材であれば、TRPを出稿量の基準とすることをオススメします。
フリークエンシー
フリークエンシーは、1人の視聴者(個人)が特定のCMに触れた回数です。たとえば同じCMを5回見た場合、フリークエンシーは5となります。
スリーヒッツセオリー(3ヒッツ理論)
国GM社の広告担当者が研究した理論で、特定商品の広告を3回見れば、その商品を認知するといわれています。そのため、認知獲得が目的のCMでは、フリークエンシー3回が目指すべき数値です。
リーチ
リーチはCMに触れた視聴者の数です。1人の視聴者が同じCMを5回見ても、リーチは1となります。
「買い付け」に関する専門用語
CMの買い付けについても、業界特有の用語が使われています。特に次の4つについては使われる機会が多いため、予め理解しておくと安心です。
パーコスト
タイムランク
A単価
掛け率
パーコスト
パーコスト(%コスト)は、視聴率1%を獲得するために必要な費用です。パーコストが高ければ高いほど、多くの方が視聴している(リーチ数が多い)と考えられます。そのため、都市部のパーコストは高く、地方(少人口エリア)のパーコストは低いことが多いです。パーコストの計算式は次のとおりです。
パーコスト=CM費用 ÷ GRP
100万円のCM費用で100GRPを獲得した場合、パーコストは1となります。
タイムランク
ゴールデンタイムとプライムタイムの説明で紹介したとおり、CMには「タイムランク」という時間帯別の料金ランクがあります。
タイムランク表
料金の高い順からAタイム、特Bタイム(SBタイム)、Bタイム、Cタイムの4段階に分かれています。タイムランクはテレビ局や放送時期によって若干の誤差がありますから、あらかじめ確認しておきましょう。
A単価
A単価は、AタイムにCMを1本流すための費用です。ゴールデンタイムやプライムタイムでCMを流すための単価ともいえるでしょう。
たとえばA単価が100万円の場合、ゴールデンタイムにCMを20本流すためには2,000万円必要なことがわかります。
掛け率
掛け率とは、タイムランクごとの定価に対して、実際に広告を流す料金の割合のことです。
たとえばAタイムの定価が30万円の場合、10本CMを流す場合は300万円必要になります。この時、実際には200万円でCMを流せた場合、「実施料金200万円÷定価300万円 = 66.7%」が掛け率です。
「付帯サービス」に関する専門用語
CMには、「付帯サービス」に関する専門用語もあります。次の5つの専門用語は、頻出するので知っておくとよいでしょう。
パブリシティ
ストパブ(ペイド・パブリシティ―)
読みパブ
生パブ
取材パブ
パブリシティ
テレビCMにおけるパブリシティとは、費用が発生しない広告枠のことです。具体的には、特定額以上のCMを出稿してくれた企業に対して、別枠をサービスすることを指します。「〇円以上の購入でおまけが1つ付いてくる」というサービスがありますが、そのCM版がパブリシティです。
なお、このサービスされる「別枠」は、CMを流すということではありません。さまざまな形で「電波枠」が用意されることになります。
代表的なパブリシティは、番組に出演する形で紹介してもらえる「出演パブリシティ」です。出演形式はスタジオ出演、リモート出演、取材出演など様々ですが、パブリシティとして特定の番組に出演できます。
ストパブ(ペイド・パブリシティ―)
ストレートパブ(通称ストパブ)は、アナウンサーの原稿読み上げによる番組内での紹介のことです。ペイド・パブリシティともいいます。
読みパブ
原稿読み上げによる番組内での紹介は「読みパブ」ともいいます。番組MCやアナウンサーなどが企業に関連する原稿を読んでくれることで、視聴者にアピールできることが特徴です。
生パブ
生パブは、生放送に出演し、商材を広告・宣伝できるパブリシティです。
読みパブは事前に編集されたものが放送されますが、生パブは広報担当や経営者が実際に出演して宣伝できることがポイントです。
取材パブ
取材パブは、パブリシティとして取材してもらうことです。実際に店舗などに訪れてもらうことで、CMよりも視聴者にイメージを持ってもらいやすいことが利点といえるでしょう。
「ターゲット属性」に関する専門用語
CMにおいてはターゲット属性別に、以下の表のとおり区分されることを紹介しました。
C 男女4〜12歳
T 男女13〜19歳
M1 男性20〜34歳
M2 男性35〜49歳
M3 男性50歳~
F1 女性20〜34歳
F2 女性35〜49歳
F3 女性50歳~
※CはChild、TはTeen、MはMale、FはFemaleを表します。
ここからは、特に重要な「F1,F2,F3」「M1,M2,M3」について解説します。
F1,F2,F3
F層はFemale(女性)の頭文字を由来とする用語で、女性層のことです。
F1層はトレンドに敏感で消費欲も高いことから、マーケティングにおいて特に重要視されます。自分のために出費することも多いことから、LTVが高くなりがちともいえるでしょう。
F2層は既婚者が増え、子どもがいる割合も高まります。消費する内容は自分のための商材もあれば家庭のための商材もあり、いわゆる「消費財」のマーケティングでキーとなる層です。
F3層は健康に気を遣っていることが多く、健康食品やサプリメントなどのターゲットとされることが多いです。また、F2層と同様に消費財のマーケティングでも重要と言えます。
M1,M2,M3
M層はMale(男性)の頭文字を由来とする用語で、男性層のことです。
M1層は学生から若手ビジネスパーソンということで、F1層ほどではないものの消費欲が高い層です。
M2層は中堅ビジネスパーソンが位置し、家庭を持っている場合も多いです。そのため、耐久財(自動車や家電など)のマーケティングで重視される傾向にあります。
M3層は定年前後の層で、消費欲は強くないものの経済力があることが特徴です。
「テレビ局の種類」に関する専門用語
CMを流すテレビ局にも、いくつか種類があります。
キー局
独立U局
ローカル局(地方局)
これら3つの区分は、CMを出稿する局を選ぶにあたって特に重要な用語です。
キー局
キー局は、日本全国の番組放送における系列(ネットワーク)の中心となるテレビ局です。一般的には東京都に所在する日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ・テレビ東京の5局を指します。
これらの5つのテレビ局を「在京キー局」とする場合、大阪にある毎日放送・朝日放送テレビ・関西テレビ放送・讀賣テレビ放送を合わせて「在版準キー局」と呼ぶことが多いです。
キー局のネットワークに準キー局とローカル局が参加しているため、日本全国で同じ番組が放映されています。
系列ネットワーク キー局 準キー局
NNN 日本テレビ 讀賣テレビ
JNN TBS 毎日放送
FNN フジテレビ 関西テレビ
ANN テレビ朝日 朝日放送テレビ
TXN テレビ東京 テレビ大阪
キー局でCMを出稿すれば、大量の視聴者にリーチできることがポイントです。
独立U局
キー局のネットワークに所属していないテレビ局は「独立U局」といいます。キー局のネットワークに参加していないため、番組編成を自由に行えることが特徴です。
東京MXやテレビ埼玉、京都放送などが独立U局の例として挙げられます。都道府県単位でCMを流せるため、地域を絞ったターゲティングが可能です。
ローカル局(地方局)
キー局のネットワークに所属しているローカル局(地方局)では、基本はキー局の番組を流しつつ、ニュースや天気予報、情報番組や特集番組は独自の番組を放送します。
出稿するローカル局がカバーするエリアでのみCMが放送されるため、独立U局よりは広く、キー局よりは狭い範囲でターゲティングが可能です。
その他の専門用語
テレビCMに関わる専門用語として、次の2つも知っておくとよいでしょう。
10桁 CM コード
クール
10桁 CM コード
1CM素材に対して、1つのコードが付与されます。これが「10桁コード」です。前半4桁は「広告事業者コード」で、各広告主が申請して取得しなければなりません。後半6桁は「素材コード」で、広告主が発番・管理します。
テレビCMを流す際は必ず必要になるので、覚えておきましょう。
10桁CMコードのついては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
4つのステップで簡単!CM出稿に必要な10桁CMコードの申請手順&注意点
クール
テレビにおける「クール」とは、番組の放送回数の単位です。基本的には3か月(四半期)・13回が1クールで、1月(冬)クール、4月(春)クール、7月(夏)クール、10月(秋)クールの4つに分けられます。
人気のあるドラマなどは、2クールにまたがって放送されることもあります。
まとめ
テレビCMにまつわる専門用語を44個紹介しました。テレビCMを流す際は、これら専門用語が飛び交うことも少なくありません。
自社のみで戦略を立て、広告素材を用意し、実際に放送までこぎつけることは非常に難しいでしょう。CM出稿を考えた場合は、信頼できる代理店に頼ることを検討してください。

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